大会長ご挨拶
大会長 五関 善成
全国土木建築国民健康保険組合 総合病院
厚生中央病院 副院長・循環器内科 統括部長
日本総合健診医学会第51回大会を、来る2023年(令和5年)1月27日(金曜日)-28日(土曜日)にグランドニッコー東京 台場(東京お台場)で開催いたします。Covid-19の感染状況はまだ先行き不透明な部分もありますが、現時点では現地開催を基本とし、準備を進めています。今回のテーマは「次世代の総合健診を考える―多様性と可能性を求めて―」としました。
第50回大会は記念すべき節目の年であり、それに続く第51回大会は次世代への第一歩と考えています。Covid-19の影響で我々の生活様式も大きく変わりました、また世の中が様々な意味で多様性への対応が求められています。一方でどんな時代になっても予防医学において、細菌学者として有名なルイ・パスツールの「病気の治療薬よりも、それを防ぐ方法を私は探す」の精神は不変と思います。このような状況下で、本大会では臨床医学から総合健診への提言を聞くセッションを設けるとともに、臨床分野での注目すべき知見、Covid-19収束後の医療・AIの世界・遺伝子検査のup to Date・BIG DATAの取扱いなど多方面から健診に関する新しい知見や流れを示してもらうことで総合健診が進むべき方向性を考え、発信する大会になればと思っています。
私自身は循環器疾患の領域に長く携わっていますが、「予防は治療に勝る」の意味を実感するに至っています。そして予防医学の実践には、医師以外の各分野での専門家が協力することが不可欠と痛感しています。本大会には是非様々な分野および職域の方に参加していただきたいと思っております。
今回の会場のお台場は、東京駅から電車で約30分、羽田空港からリムジンバスで約35分、電車で45分の場所にあり交通はとても便利です。東京でリゾート気分が味わえるウォーターフロントとして大人気で、さまざまな商業施設やレジャースポットが立ち並び、遊覧船に乗って東京湾の潮風を感じたり、ショッピングやグルメ、エンターテインメントを楽しんだり、公園やビーチを散歩したりと、一日中楽しむことができます。
多くの皆様と早春の東京でお目に掛かれますことを楽しみにしております。